何を見ているのか?

Tちゃんへ

あなたからいただいた質問
「・・・どうやって見分けているのでしょうか? しかも、何番かまで。」
についてです。

この質問は「やり方」を聞いてるよね。
方法じゃない、考え方だよ。
何をどう考えてその動きをしているのか、それを考えなくちゃ。
と、いつもお話してますが
う~ん。。

やっぱり目先の動きを追っちゃうかな。
まぁ昔のワタシも同じだったけど。

お師匠様の治療を見学してて
クライアントさんが帰った後、Tちゃんと同じような質問をしてたよ。

 さっきのは、何してたんですか?

って。
そして言われた。

 手先の動きを追っていたって意味ないよ。 なぜそうしているのかを考えなくちゃ。

始めの頃はそう言われた意味すらわからなかった。 

でも、よくよく考えると
手が動くときには、もう診立ては終わってる。
考えた結果ってことだ。
何をヒントにその結果が出てきたのか?
そのヒントは手が動く前にある。

手がそこへ行く前が大切。
何を見ているか?
注意深く見なきゃいけないのは、手先より目先。


おっとっと~。
奥義をしゃべっちゃったよ~ん。

目先がなんとなく読めるようになるとまた違う質問をしたくなる。
「○○だったから、××したんですか?」
すると、こんな返事が来る。

 ほ~らね。
 ちょっと勉強するとすぐそう決め付けたがる。
 そうじゃありません。
 では、なんだ?



・・・まったく、禅問答だぜっ。